出所進退
もし瀬戸内海が外海と交通のない完全な閉鎖海域だと仮定したら、
そして、わたしの計算がもし間違っていなければの話だが、
200gの大型クーラーいっぱいにカレイを釣って自宅へ持ち帰れば、瀬戸内海の平均水位は約2000万分の1ミリ低下する。
関西空港の場合…、この空港島造成に多くの土砂が海へ投じられたため、瀬戸内海の海面は約0.7ミリ上昇した。
先ごろ、南極の棚氷の大崩壊が報じられた。
が、崩壊氷が全て融解したからとて、この場合海面上昇は生じない。棚氷は元々海に浮かんでいたからである。
では、わたしがボートの上から海へ向かってションベンしたらどうなるか。
ボートは海に浮かんでいるから、わたしがボートに乗っている限り上述棚氷の場合と同様、海面上昇は生じない。
しかし、わたしが海へ出る前と後とを比較すると、ションベン分海水は明らかに増えており、計算では、約80億分の1ミリ海面は上昇しておる。1回分のションを500ccとしての算定だ。ちなみに、先日はビール馬鹿呑みでクルクル忙しかったから掛ける何倍かの計算になる。なお、瀬戸内海の面積は21,827Ku。関空付近水深30メートルとした。
このくそ忙しい時に、などと言うなかれ、
地球温暖化の影響により海面の上昇が続いている。
今や、市民各々が、責任ある対応を、出所進退を、考えるべきである。
で、試みに試算してみた次第。