桃太郎

 

関空工事受注をめぐる大阪府魚連の黒い影が地元新聞紙上に報じられた。

なぁんだ、関空工事費が高くつくのは、そういう裏があったせいか。納得・納得。

 

漁業権を言い募って莫大な補償金を要求し、あげくはゲンコツを振り上げて造成工事の談合受注を迫る。大阪府魚連とはそういうところ、と、これはわたしが言うたのではない。７月２９日の神戸新聞朝刊トップ記事が暗にそう言うておる。

黒影関係者が「…鈴木宗男と外務省との関係より堕落している」と吐き捨てた、とある。

 

翌日３０日朝刊にこの記事の第二報を探したが、魚連関連記事はなぁんもない。影も形もない。あれは間違いの記事だったという言い訳もない。全国紙ＹにもＮにも載ってない。

ことは既に水面下へもぐったか？

それとも、そんなことニュースでもなんでもない。あったりまえの常識ということか？

 

小泉総理が仮にですよ、

「現行漁業法にメスを入れ、海の規制を緩和して、一般市民にも広く海を開放します」と言ったとしたら、きっと漁師諸氏から袋叩きにされるでしょうな。

でも、きっと、一般市民は喜びますよ。おっさん、本気で構造改革する気になったなって見直します。人気急上昇は間違いない。少なくとも釣り人たちは、諸手をあげて喜びます。

あのね、当節は、漁師さんより釣り人の方が断然人数が多い。票が多い。このあたりを小泉氏は考えるべきでしょうね。

 

落とし穴がありましてね、

投票日の日曜・祭日が、万一絶好の釣り日和だったりしたら、頼みの票田たる釣り人たちは、投票なんか忘れて皆早朝から魚釣りへ出かけてしまう。きっと午後６時以降にしか帰宅しない。これじゃぁ、さっぱりワヤでしょう。わたし、このところぜんぜん投票所へ行ってない。かみさんに聞かないと投票所の場所すらわからない。

 

“ひとォ〜つ、人の世に生き血を食らい”

“ふたァ〜つ、不埒な悪行三昧”

“みィ〜つ、みにくい浮世の鬼よ”

“退治てくれよう浦島波平、いや間違った、桃太郎”

 

バスッ！　ドスッ！　グワァッ！　……　シュシュシュッ！クルルッ、スルッ、

最後のスルッは刀を鞘におさめるとこでっせ。

あぁ〜、スカッとした。