かわいそう

昨日（３月２日）、大阪南港で開催中の「大阪国際ボートショー」を見学した。

不況のなか、年々寂れ行く催しを、それと知りつつ確認がてら見物するのは、シンドイことである。

三月に入ったとはいえまだ寒い。

華やかさを追い求めるに、若い女の子らに薄着を強い、笑顔をむりやり強要するのはもうやめてはどうか。

年取ったせいか、要所要所に配置された宣伝嬢たちが、かわいそうに思えてならなかった。

どのコーナーも、楽しさの演出には苦労していたようである。

新艇のキャビン内レイアウトに、それは如実に顕れる。

豪華応接室もどきのつくりだ。

実は、その分、現実の海での遊びには適さない。波に揺れる小型艇のキャビンでまさかフランス料理を食うわけでもあるまいから。

その点、わたしの艇は未だ修繕が終わらず、沖へ漕ぎ出すことができずにいるが、料理の種類からすると、握り飯的である。缶ビール片手に握り飯をほうばる。指にひっついた米粒を、視線を竿先に置いたまま舐めとる。

昨年暮れに友が島沖へ鯛狙いで出た際は、本職の漁船たちに遠慮でポイントへ入れず、周囲をうろうろし、エサの生き海エビの殻を剥いてはビールの肴にした。なぁんも釣れず、バカバカしい釣行だったが、今にして思えばエビを食ったのは鯛ならぬワイの方だった。

なんかへんだなぁ〜。