駄文２

 

言っておきますが、年寄りといっても、わたしはまだ前期年寄りであって、いまだ本格的な年寄りではござらん。

今時、本格的年寄りを標榜できるのは、７５歳以上であって、それ以下はまだヒヨコであります。

 

でも、想像するに、

７５歳になっても、わたしは、やっぱ魚釣りを楽しんでいるのかどうか？

これって、とっても難しい問いかけですよ。

まさか、７５になって、色恋にうつつを抜かしていることはなかろうけれど、かといって、魚釣りを楽しむ体力・気力が残っているかどうか、わたし、自信がありません。

 

７５歳どころか、来年、再来年、のことについて、わたしまったく自信がありません。

いやなに、いまだ生きているかどうかのことについてです。わたし、今月、６３になりますがね。

 

切羽詰る感じが年々強くなるように思われます。

一日が、一年分ほどにも価値がある時間であるように思えることがあったりいたします。

切羽が詰まると、思いの圧縮が極端に強くなる。解凍ソフトなしでは、生きて行けなくなる。脳味噌がショウトして、何がなんだか分からなくなる。

 

こうなったら、海がよろしいようです。

潮風に身をゆだねるのがよろしいようだ。

わたし、そういう気持ちでボートを沖へ走らせます。

“沖へ向かって走る”

これって、実に、スカッといたします。

わたし、残り少ない財政的余力を、海に捨て去って、ぜんぜん惜しいとは思わない。

 

こんな私って、贅沢なのでしょうか。

あぁ〜そうですか、やっぱ、贅沢ですか！