熱燗ラーメン　（クシャミ続編）

ゲースケの消化機能が麻痺し、腹がつぶれた。

彼等３匹の、食事特性（ゲースケは、魚食派。肉はダメ）を間違えたようである。

ミニソイセージを、これくらいの量なら大丈夫だろうと、与えたのがいけなかった。

ゲースケは、今、激しい下痢と嘔吐で苦しんでおる。

必死の形相で屋外へ飛び出しては下痢をする。もう腹に何も入ってないだろうに。

水を飲むと、しばらく後、グハッと吐き出す。もう胃にもなにもないのに。

昨夜、彼は、激しい便意と嘔吐に苦しみ、一睡もしなかった。

わたしも、一睡もしなかった。

わたしは普段は２階のベットで休む。

彼は、１階居間の、食卓テーブルの下が定位置だ。

昨夜は、居間のテーブル下にフトンを敷き、わたしは、テーブル下に頭を突っ込むような格好で横になり、彼と共に夜を過ごした。

隣家が、最近、庭でウコッケイ（にわとりの１種）を飼い始めた。毎朝、決まって８時になると、鳴き始める。

つい、ウトウトしたのだろうか、コケコッーコォーで目がさめた。

ゲースケも、少しは、うとろんだようだ。激性腸炎（？）の峠は超えたのだろうか。

あとの二人（？）、ボルゾイ花子とシーズー・ショウスケは大丈夫である。

ショウスケは、いつも走っていて、まるで歩くということがない。パッと現れ、パッと消えるといったあんばいである。

散歩の際などは、一足一足わたしの靴に噛み付いたり、花子の尻尾に噛み付いたりする。

ゲースゲは抱っこだ。普段から彼は抱っこで散歩だ。いつもなら、途中でおろすが、今朝ばかりはそうもならなかった。

朝方、なにすることもなく時間が過ぎ、

即席ラーメンを湯がいて食ったのは、十時過ぎのことであった。

ショウスケが、腹が減ったと情けなそうに泣きつくので、あぁそうだった、朝ごはんがまだだったと気がついた。

ワン達にご飯食べさせて、

後、自分用に、即席ラーメンをメインデッシュに、超豪華な朝飯を食った。

即席ラーメン湯がいているのを、つい忘れ、メンが鍋に焦げ付いたので、やむなく、清酒を注ぎ込み、熱燗にラーメンを放って食ったが、いやぁ〜、今までになく、うまかったなぁ〜。