邦楽演奏会　

 

“光りの春”とは、昨日(２月１０日）のような陽気を言うのであろうか。

天気図では、１０３０ﾍｸﾄﾊﾟｽｶﾙの高気圧が、九州南西諸島から北海道のはしまでスッポリ覆っていた。空に小さな雲が浮かんでいたが、ぜんぜん動く気配が無かった。

空気は冷たく、まだ冬のもの。だが、刺すような日差しである。

 

２月２２日（日）、神戸文化ホール中ホールで、第９回邦楽演奏会が開催される。

正午開演。入場料無料。

神戸市邦楽倶楽部、結成１０周年記念演奏会だ。神戸市内の九つの筝曲社中と、神戸市消防音楽隊が賛助出演する。

第１回演奏会は、あの阪神淡路大震災の直後であった。以来毎年この時期に演奏会が開かれている。

 

倶楽部の核は、神戸市役所職員の邦楽愛好家有志たち。各部所から流派の垣根を越えて集まった。それぞれが、一般市民の方々にも参加を呼びかけ、今や市内有数の大所帯。わたし、波平も、実はこのメンバーの一員である。

活動は、定期演奏会の他、老人ホームの慰問演奏や、公的イベントへの出演などだが、旧態全とした演奏ではなく、親しく楽しめる集いであることを心がけている。

 

「おもいで」という歌曲集を作っている。演奏会の都度、会計の許す範囲で、来場者へ無料配布している。童謡・唱歌・流行歌・民謡などだ。この歌曲集に載った歌は、倶楽部員ならだれでも即時演奏が可能だ。これをご来場の皆さんにお配りし、倶楽部員が伴奏して遊ぶ。

 

なお、わたし会員ではあるが、魚釣りと同様これもあまり上手じゃない。

その他大勢の中に混じり、チョコット出るだけ。

合奏のなかから、間違った変な音が飛び出したら、それがわたしである。尺八を吹く。