平和賛歌

 

鳥インフルエンザじゃないけれど、世の中は、悪いことする分、もうかるようですな。

だけど、バレたらダメ。バレなければもうかる。

誰でも、もうけたい。だから、バレないギリギリの線をねらう。

逮捕されなきゃ、少しくらい世間から疎んぜられたって、そんなもの屁でもない。そういう突っ張った精神じゃないと、ガッツがないと、アカンみたい。

 

もうかるといっても、お金だけじゃない、票の場合もある。

山崎拓氏・平沢氏はそう考えた。

二人は、抜け駆けをもくろんだ。

日朝交渉が始まったら、彼らは手柄顔するのでしょうね。再開はおれの功績だと。

 

でも読みが甘くないか。

日本国は、鳥インフルやBSEやタイヤ脱輪の国だよ。ゴマカシ・無責任・脱税・年金や健保の掛け金すっぽかしの国だよ。

いまや、国民全員がごまかされまいと、疑心暗鬼になっとるのだよ。

拉致被害者の会の方々は、この二人、どつき倒したい気持ちじゃなかろうか。

 

それにしてもぶざまなですなぁ〜、大型自動車の脱輪事件。

社長以下が、頭下げてお詫びの仕草。あんなことしたってどうにもならんでしょう。全員辞任しちまった。あたりまえだ。心象を悪くしましたねぇ。僕かぁもう、あそこの車は買ってやらない。買うつもりもなかったけれど…。

あの会社、つぶした方がエエ。

ベンツが助っ人に入るそうだけど、車輪の外れる車だよ、ベンツの人、乗れるかな？従業員の方々にはきついが、悪は悪、そういう割りきりが必要です。

 

ところで、

平和・平和というけれど、そんな物は、もともと無いのであって、平和とは、単に、戦争と戦争の合間のことであるに過ぎないです。

わたしが言うのじゃない、昔、小林何某氏が、盛んにそういうことを言った。

要するに、ふしだらなダラケ期間が平和なのであって、だらけた分、ゴマカシや、サギや、なんぞかんぞがはびこる。これが平和の正体。

平和を護るってことは、諸悪を温存し、常にこれにかまけることで気を逸らし、決して戦争にまで突っ走ることのないよう、悪に馴れるということ。

アレッ！

と、いうことは、 例のスリーダイヤの、たびたびの脱輪は、平和の象徴か？

まぁ、そういうことになるかな。でも、バレたらあかん。

 

転じて、平和とは、

⇒諸悪のはびこりを是認し、助長すること、

⇒戦争よりは、詐欺や、泥棒や、脅迫なんぞの方を選ぶこと、

今の世が、今の世情がまさにそれですよね。

あぁ、平和はありがたい。

シャクなことばっかり起こるけれど、戦争でぶっ殺されるよりエエ。我慢スッか！

 

平和な社会を作るてぇことは、

⇒少々の悪にはくじけない社会を作るってぇことと同意義で、

⇒退屈せぬ程度の悪は、あった方が好ましいわけで、

⇒ごちゃごちゃした内輪もめは督励され、芸能人の結婚離婚はもてはやされ、

⇒いつ何時でも、コンビニが開いていて、カップラーメンが食える、

そういう社会を作るってこと。

 

イラク復興支援・平和創設に、我が国がなし得る最大のものは、実はこのしぶとい平和感覚の移転じゃなかろうか。

すなわち小さな諸悪の種をばら撒くこと。それ、平和の種まき。

 

自衛隊は、うすっぺらな、脆弱な、平和感だけを持ち込んだのではないか？

何度も言うが、

日本国の真の実力は、諸悪を包含し得る、社会のダラケにこそある。勧善懲悪を標榜する薄っぺらな平和感覚にあるのじゃない！

日本の平和は、諸悪蔓延に無頓着であるがゆえに、確かなものとなり得ている。

文化人の派遣・芸能人の旅回り興行・野球や相撲の興行、百金店の数立ち上げなどなど、案外こんなのが、実は適任かつ有用でしょうよ。

 

そのとォ〜り！　パチパチパチ

おやッ！どなたか、拍手なさいましたか？

あなたのヘソも、曲がっとるねぇ〜。

補追・
三菱自は、今後は凶状旅に出て、ダイムラークライスラー社の車の生産で食いつなぐのだろうか。従業員の生きる道は険しい。
拓前副総裁らをしばらくポンヤ（除け者）扱いにするらしい。政治の世界はセコイね。拙稚な感じが否めないなぁ。日本人だなぁ〜、
生食（いけずき）・磨墨（するすみ）の、先陣争いを思い出します。
（源平合戦の宇治川で、佐々木四郎高綱が、頼朝から賜った名馬生食（いけずき）に乗って、先行する梶原景季騎乗の磨墨（するすみ）の腹帯に難癖を付け、先陣の功名を掠め取った故事。日本人は、抜駆けや、奇襲など、卑怯なことが好きみたい。なさけない）