宝物いろいろ  

刃物が好きである。ナイフや包丁やハサミ。ドスみたいな包丁なんか見たら、絶対欲しくなる。

ナップサックに刃渡り13センチの青紙割り込み「肥後の守」を常に持っており、鉛筆なんぞを削るのに使う。新聞の切り抜きもこのナイフで行う。紙面をやさしくなぜるだけで、スパッと見事に切り抜ける。

過日、静岡でFishmlオフ会があった際、ミルクカニを食う機会があり、このナイフがたいそう役に立った。堅い蟹殻をさしたる力を加えずスパッと切り裂いて、食った。

 

望遠鏡や、双眼鏡が好きである。子供のころから、レンズ収集の趣味があって、おもちゃの凸レンズ凹レンズをたくさん集め、順に組み立てて望遠鏡を作って遊んだ。

父が、「天文学者なんかになったって、どうしようもない。そんなアホウなことは止めなさい」といって、わたしが、筒を覗くのをとても嫌がり、

“そうかぁ〜、天文学者はアホウな者がすることやったんか”と、子供心に納得し、しだいに縁遠くなったが、覗き見趣味は未だ残っていて、双眼鏡を4つも持っている。

実は、今日、またひとつ新たな双眼鏡を買った。

リサイクルショップをひやかし歩いていたら、大きな双眼鏡が目にとまり、つい手に取って、覗いてみた。と、もう、すっかり欲しくなって、値札を見ると意外に安い。市販価格3万なにがしが、3千5百円とあり、その値札が見え消しされていて、上に2千5百円とある。で、オヤオヤと思っていると、店番が「2千円でどう?」と言う。で、買っちまった。

よう見えるなぁ〜、うれしいなぁ〜。