急がねば  文月南紀の釣り 6

 

「はまちどり」艇の性能だが、

最高27ノット。巡航速度は、3000回転〜3300回転で21〜25ノット。

播磨マリーナから周参見まで4時間半足らず。明石海峡まで40分。鹿の瀬30分。上島10数分。

先々月は、隠岐へ行ったが、播磨マリーナから下関漁港まで半日で走った。

 

艇の性能は速度だけじゃない、俗に言う波乗りがいいか悪いかが大きな問題。わが艇は相当波がきつくてもほとんど“叩かない”。波乗りが良い。直進性能に優れ、キャビン区画がゆったりあり、居住性抜群の1級艇。

 

日本全域の海図を組み込んだ高性能GPSを装備し、魚探、無線、オートパイロット(自動操船装置)、レーダーなど等も完備。

性能的には、いつでも日本列島周航が可能。

ひとつ欠点がある。掃除が下手で汚れている。使用頻度が激しくて掃除をする間がない。

 

ところで

このたびの二泊三日の釣行は「日本列島魚つり周航記」起筆の旅の準備行でもある。いわば釣り旅の試行ってわけだ。

で、その試行結果は、

1.日々の規則正しい食事と、水分補給

2.充分なる睡眠

3.酒の呑みすぎ

に、問題点ありと再認識した

 

ゆりたろうとわたしの二人釣行であった。

前述「日本列島魚つり周航記」起筆の旅は、わたしだけ単独行のつもり。

このギャップが気になる。

歳のせいだろうか一人旅がしんどくなっている。

急がねばなるまい。

“急がねばなるまい”との気持ち、歳と共にあわただしくなる。

 

 

そくすぎよツバメ巣篭もる軒の下   波 平

 

自宅リフォームの後、日をおかず玄関軒先にツバメが巣を造った。タマゴが四つある。

近々子供が生まれそうだ。俺の家か、ツバ公らの家かわからなくなった。