さぁ〜てボチボチ　　

 

北緯４２度・東経１５５度付近（北海道・根室の東海上約８００キロ）に９８８ｈｐの低気圧帯。中国・黄海へ注ぐ黄河河口付近に１０３６ｈｐの高気圧帯。

この二つの気圧帯が時速１５ノット（約３０キロの速さ）で東南東へ進んでいる。これが今日・平成１７年１月２１日朝９時前の気象状況。

西高東低の冬型気圧配置。日本海側は大雪。本州東南海海上は大時化である。

時化模様は瀬戸内海・播磨灘へも及んでいて、朝早い頃はとてもじゃないが艇は出せない。

が、しかし、

今、午前９時半を過ぎて、内陸三木の空を仰ぎ雲行きを観るに、低層の黒雲はいつの間にか姿を消し、高層に薄い白雲がまばらに浮かんでいる。チラリ見には雲は動いているようには見えぬが、よく観ると北北東へ動いている。

さぁ〜て、この調子では、昼前には沖へ艇を出せるのではないか。海は凪とはいかぬが、家島までなら走れそうだ。

 

ヨシ○リードのもとで、家島の割烹料理店「志みず」へ、ご馳走の取材に出かけようとしている。わたしが取材するのではない。わたしは、単なるヨシ○お抱えのヨイショ要員。取材はボート雑誌のスタッフがなさる。このスタッフとヨシ○を家島までお連れするのがわたしの役。ボートフィッシングの月刊誌（味所探訪？）企画取材のお付き合である。わたし、もちろんご相伴のつもり、…で、なけりゃ行ったりはせん。

 

昨夜の天気予報では、今日２１日の播磨灘は大荒れで、とてもじゃないが艇が出せそうに思えなかった。

だが、割烹料理店「志みず」では、ご馳走によりをかけると言っているとヨシ○談。

「はまちどり」艇での家島渡航が不可能なら、島への大型通船を使うしかない。これもヨシ○昨夜の判断。

彼も、今頃は、わたし同様、空を仰いで、波の様相を思い図っているのではないか？

 

実は、わたしには、今ひとつ片付けねばならん用事がある。

母が、わが家から５００メートルほど離れた老人ホームに入居していて、今日は、ホーム新年会の日。

これから、わたし、ホームへ出向いて、母ら入居者の皆さん方と一緒に、新年のご馳走をいただくことになっとる。

で、パッパッと食って、マリーナへ走り、きっと今少しは時化模様であろう播磨灘へ壊れ舵ぶら下げて「はまちどり」艇を押し出すのだ。

なんと幸せじゃござんせんか！

今日は、もし、幸いにして、海のモクズとならずに済めば、ご馳走を二つ食うことが出来たってことになるわけだ。

さぁ〜て、ボチボチでかけますかな……。