乗ッ込み鯛は痒い
ウツ(鬱)の時は、ひょっとしたらマージャン好期じゃなかろうか。勝負に勝つのではなかろうか。危険牌(パイ)を握って身がすくみ、とてもじゃないが勝負に出るエネルギーが出てこないだろう。で、安全、安全の方向へ打って、そのうちに誰かソウ状態にある者が、パイをこぼれ出したとき、ロン!(あがりの合図)と、あがることなるのではないか。
と、なると、わたしは、そのときはソウの状態にあるってことになる。最近は四六時中負けている。なのに、わたしは、今、ウツ的状態にあるような気がする。何が何かわけがわらん。
一旦快癒した痒い湿疹が、また元気を出し始めた。
どこが痒いか考えるに、あちこち痒く特定箇所を示し得ないが、突如、予測不可能な箇所に、刺す様な痒みが走る。
きっと、精神的ウツがなせる技であろうと思う。
昨年春先まで、約1年半も、この刺す様な痒みに苦しめられた。もっともひどい時は、体中に痒みが走り、背中や身体中各所に赤くはれた激甚部位があらわれ、どうにもこうにもならなかった。注射しても、いろいろ薬を変えてみても治らず、皮膚科の専門医が、
「おまえ、なんぞ、ストレスないか?」とサジを投げたので、
「在る。ボートのエンジンが壊れて、沖へ出られん!」と、言った。
「それや!」と医者が言う。
で、昨年4月、新調エンジンを艇に取り付け、沖へ走ったら、途端に痒みが消えうせた。
想うに、最近のこの痒みは、壊れラダーのせいである。
加うるに、ヨシ○メールが悪さをしておる。
bどんと、ヨシ○が、昨日に続き今日も、小豆島・風の子島沖へ、乗っ込み鯛を釣りに行っている。
写真の釣果は昨夜ヨシ○が寄こしたものだ。これがストレス性痒み増加の原因である。
痒み取りの特効薬を服薬した。
これを呑むと、半時間後には眠くなる。眠くなると寝てやろうと思う。これ、隠居の特権である。