番外編・「未完と油揚げ」
以下は隠居のたわごとですから、尖った気持ちで読んだりしてはいけません。
もう、酔っ払って、パソコン叩いていますから、善悪がこんがらがっております。
“未完”ってことの、偉大さについて考えます。
つい先だって、宮沢賢治の作品の多くが未定稿であって、もし彼が長生きしていたら作品の形はどう変わっていたかわからん、などの話をしましたが、この未定稿であるってことが、作品をいつまでも生かし続ける力だってことを、以下言いたいわけです。
例のホリエモン氏ですが、彼って未定稿じゃなくて、未完のお方でしょうな。おなじようなものだ。
ご自身も、俺はまだまだ未完だ、もっと大きくなるのだって思っておられるみたい。
一方、
フジサンケイグループだけど、俺らはもう完成品だって思っているのではないか。
ITなんかとつるむなんぞはごめんだ。こらえてくれ…って、言っておる。
あぁ〜、とうとう主人公が登場しましたね。
ソフトバンクが出てきた。
わたし、企業買収に興味があるわけじゃない。
そんなことはどうでもかまわん、わたしは、釣り人の気持ちを考えている。
釣り人ってぇのは、一様に未完成な人たちですよ。
未完成なところにコンコン湧き出る興味の泉があるわけだ。これが釣りってぇもんだ。
だから、釣り行きの都度、今度こそは、シッカリ釣ってやろうと思うわけだ。
でも、なかなか満ち足りた、完成した、魚釣りをすることができませんなぁ〜。
もし、充分に満足できる魚釣りが出来たら、もう、魚釣りは止めてもかまわん。だが、何年やっても、未だ、満足するに足る魚釣りはやったことがない。
そうです、魚釣りの面白さは、いつも未完であることです。
…ホリエモンも未完だからおもしろい…
その未完成さを、残念さを、むしろ楽しんでいる。大自然はすごいなぁ〜って。
…彼ってスゴイじゃないかって…
釣り逃がした魚の大きさに思いを馳せる。あいつは大きかったなぁ〜と思い、次回は、ゼッタイに逃がさないぞって気合を入れる。
で、釣ったような気になって、錯覚の中に酒を呑んで、エエ気分。
…ホリエモンがんばれ…
これが正統派魚釣りってもんだ。
問題はね、
この探究心が、努力が、企業買収じゃなく、魚釣りだってこと。
これが、企業買収に向けられていたら、釣り師は皆さんホリエモンだ。
逆に、ホリエモンが魚釣りに凝っていたら、ただの釣り師だわね。
わっしゃが、もし、実業社会の男でベンチャーやっとたら、ホリエモンだったかもね。
ホリエモンと釣り人は、紙一重。孫氏と釣りバカは同類項。
ハッハツハ!エエ気なもんだ。
それにしても、釣れませんなぁ〜、
わたし、明日27日は、また、小豆島へ鯛を狙って釣り行きしますが、まんずダメでしょう。
で、万一のことを思って、メバル釣りの用意もしております。
もし、もし、メバルも釣れなかったら、カレイがある。カレイ釣りの用意もする。
釣り行き前夜の、混乱したわたしの気持ちって、フジサンケイグループの防御策乱発に似ておりゃせんか?
ソフトバンクが、油揚げ食って、美味しいなぁ〜って言っておるよ。
シャクだねぇ〜、
ソフトバンクなんぞ釣りたくねぇ〜や、わっしゃ、鯛が釣りたい。