どうも　　（１０月２４日の釣り）　　　　　１２１０２６

 

“逃がした魚は大きい”と言うが、取り込んだ魚もまた大きかった。

丸々太った大きなハマチが４本。外道に大アジとコチ。残り餌の小あじは、納竿後海へ放つつもりだったが、同行の妹の旦那（主人）が全部持ち帰った。

 

ハマチ４本は私としては大不満である。瀬の真正面に船をつけたおっさんは、１０本以上釣っていたと思うから。

家島の東端、上島の南約３００ﾒｰﾄﾙの「黄金の瀬」の西。引き潮時の釣りである。

 

もちろん夕飯時には刺身に造った。

風呂からあがって、ビールの栓を抜き、グッとあおった頃合に、ハマチの刺身が膳に出た。包丁（料理人）はかみさんだ。刺身造りの技といい、このタイミングといい、まさしく釣り師の女房。まぁ、ここはひとつ誉めておこう。薄めにスライスした大切りの身がピカッと光って、これが技のさえというものである。

 

昨晩、同行の妹の旦那から電話があった。

私は早々と寝ていたから、かみさんが電話口に出たが、

「あぁ、どうも、それで僕かァ、いつでも都合をつけるから、へへへ」と酔っ払いの電話。

「美味い、あれは凄い、どうも・どうも、ほうら、わかってまんがな、へへへ」とのことだったらしい。

釣りから後、ひと晩寝たら、取り込んだ魚がまた大きくなったのではないか。

「これから先、年明けのえべっさん（恵比寿）まで、忙しゅうてかなわん」とぼやいていたが、一転して「いつでも都合をつけるから」とか。

誘うはエエけど、えべっさんに叱られても、ワシャしらんぞ！

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